電気ポットの中は白と赤の汚れだらけメンテナンスと掃除の手順

2017年10月30日

電気ポットや電気ケトルは常に清潔な状態を保ちたいものですが、すすいだ程度でそのまま使っている方も多いかもしれません。電気ポットの中を見て、白色や赤色の汚れがこびり付いていないか確認してみてください。以下の3つの項目について説明します。

  • 赤と白の汚れの正体
  • 電気ポットや電気ケトルの掃除の仕方
  • どれくらいの頻度で掃除すればいいのか

ポットに水とクエン酸を入れて沸騰させた後、放置するだけで簡単にキレイになります。3か月に1回程度を目安に、日常的にメンテナンスすることで期間は伸びます。

家庭で簡単にできる電気ポット・電気ケトルのメンテナンス方法を紹介します。これを見て実践すれば、ポットの中はいつも清潔に保つことができます。

電気ポットの中は白と赤の汚れだらけメンテナンスと掃除の手順

電気ポットの中に白や赤い汚れがついていると、衛生面に不安を感じますよね。特に、毎日使うものだからこそ、汚れを落として清潔に保ちたいものです。

しかし、電気ポットの内側は手が届きにくいため、掃除が大変なこともあります。また、ポットの材質によっては、硬いスポンジなどでこすってしまうと傷がついてしまうこともあります。

そこで、この記事では、電気ポットの内側に付着する汚れの正体や、効果的な掃除方法、日頃の手入れについて詳しく解説します。おいしいお茶やコーヒーをいれるために、ぜひ参考にしてみてください。

白くて固い汚れの正体は水アカ。

白い汚れとは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が固まったもの、正体は水アカです。

水アカは、水道水に含まれるミネラル成分が蒸発した後、固まったもので、白い色をしています。特に、鍋やポットなどの湯沸かし器具の内部に付着することが多く、見た目が悪くなるだけでなく、雑菌が繁殖する原因にもなります。

水は蒸発してしまいますが、ミネラル分はそのまま残ってしまいます。ミネラルは乾くと石のように固くなり、ポットの内側に付着します。そのままにしておくと、堆積します。ポットの内部に水アカが付着していると、カルシウムなどのミネラル成分が溶け出し、飲んだり料理に使ったりすると、体内に摂取されることになります。そのため、定期的に掃除をすることが重要です。

ポットの内部を掃除する際には、市販の洗浄剤を使用することもできますが、自然素材の酢や重曹を使う方法もあります。ただし、酢や重曹を使う場合は、しっかりと洗い流すことが必要です。また、ポットの素材によっては、酢や重曹が素材を傷めることがあるため、注意しましょう。

白い汚れがポットに付着するのを防ぐためには、毎回使った後に水を捨て、内部を乾かすことが大切です。また、定期的に掃除をして、清潔に保つことが健康にもつながります。

赤い汚れの正体は水道水に含まれる赤サビ(鉄分)

ポット内部に赤い汚れが付着する原因は、水道水に含まれる鉄分の一部です。特に、水道水中の鉄分が水道管の腐食によって流入する場合、ポット内部にさらに多くの鉄分が付着し、赤い汚れが濃くなることがあります。

赤い汚れは、カルシウムやマグネシウムの付着と同様に、熱湯を注いでいるうちに徐々についていきます。白汚れと同様に、人体に影響はありません。

赤い汚れは、ポットの内部に付着すると、美観を損なうだけでなく、ポットの匂いや味にも影響を与えることがあります。そのため、赤い汚れの定期的な除去が重要です。ただし、ポットの素材によっては、赤い汚れの除去方法が異なります。

赤い汚れの除去には、市販の洗浄剤や重曹、酢を使用する方法があります。特に、重曹や酢による洗浄は効果的で、簡単に行うことができます。しかし、ポットの素材によっては、重曹や酢の使用が適さない場合があります。例えば、アルミニウム製のポットに使用すると、表面に傷を付けることがあります。そのため、ポットの素材を確認した上で、適切な洗浄方法を選択しましょう。

定期的なメンテナンスによって、ポットの美観や味を守り、清潔な状態を保つことができます。

浄水器の使用も効果的

電気ポットに浄水器の水を使用することは、おいしいお茶やコーヒーを作るために効果的です。浄水器を使用することで、水中の不純物や異物を取り除き、電気ポットに貯める水の品質を向上させることができます。電気ポットを使用する人は、この方法でより一層おいしい飲み物を楽しむことができます。

さらに、電気ポットに浄水器の水を使用することで、電気ポット本体の汚れも減らせます。水道水に含まれる不純物や異物は、電気ポットの内部に蓄積されることがあります。しかし、浄水器を使って水質を改善することで、電気ポットの内部を清潔に保つことができます。また、浄水器を使用することで、電気ポットの寿命を延ばすことができます。

今では、水は買って飲むのが「あたりまえ」です。水道水から直接水を飲むことはなくても、ポットの水については無頓着な方もいます。クリンスイの浄水器は私も使っています。手ごろな価格で取り付けが簡単で、おすすめですよ。

しかし、浄水器を使う場合、浄水器を交換する頻度や交換時期についても意識する必要があります。浄水器を交換せずに使用し続けると、逆に水質が悪化することがあります。浄水器の交換時期は製品によって異なるため、使用する浄水器の取扱説明書を確認して、定期的に交換するようにしましょう。

電気ポットや電気ケトルの掃除方法

電気ポットや電気ケトルは、毎日使用する家電製品の一つで、お湯を沸かすときにとても便利です。しかし、毎日使用するために、内側に水アカや汚れがたまってしまいます。そこで、今回は電気ポットや電気ケトルの掃除方法について解説します。

普段の手入れ

電気ポットや電気ケトルの普段の手入れには、以下の2つを使用します。

  • アルカリ電解水のスプレー
  • キッチンペーパー

使用方法は、キッチンペーパーにアルカリ電解水を含ませて拭くだけです。アルカリ電解水は100%水由来の洗浄液で、水から作られるため安全性が高く、ペットや小さな子供のいる家庭でも安心して使用できます。

アルカリ電解水は、アルカリ性の性質を持つ液体で、手垢汚れや油汚れなど、酸性の汚れに効果的です。PH12〜13の強アルカリ性で、殺菌効果があるため、清潔に保てます。水100%なので、洗剤によく含まれている界面活性剤などは含まれていないので、二度拭きは必要ありません。

を拭き忘れた場合でも、固体が残ることはなく、すべて蒸発して消えてしまいます。普段の手入れはこれだけです。気が付いたときに小まめに掃除しておくと、汚れがこびり付くのを防止できます。

クエン酸を使って掃除する手順

電気ポットや電気ケトルの内側にこびりついた水アカ汚れを落とすには、クエン酸を使って掃除するのがおすすめです。以下が手順です。

  • 水1リットルにつき、大さじ1杯程度のクエン酸を入れてフタをします。
  • 電気ポットのスイッチを入れ沸騰させます
  • 沸騰したらそのまま2~3時間保温の状態で浸け置きします。(固くなった水アカが徐々に柔らかくなっていきます)
  • 水ですすいで完了 水アカが残っている場合は、お湯を捨てた後に食器洗い用スポンジで擦ります

以上の手順で、水アカ汚れが落ちて、電気ポットや電気ケトルがきれいになります。ただし、クエン酸には腐食性があるため、使用後はしっかりと洗い流してください。また、クエン酸は水アカ汚れにしか効果がないため、油汚れなどの汚れには効果がありません。

電気ポットや電気ケトルの掃除方法について解説しました。普段の手入れにはアルカリ電解水を使って、汚れがこびり付くのを防止しましょう。こびり付いた水アカ汚れを落とすには、クエン酸を使った掃除がおすすめです。定期的に掃除して、いつでも清潔に使用できるようにしましょう。

1回で落ちない場合は手順を繰り返しましょう。電気ケトルも同じ要領で掃除します。

固いタワシやメラミンスポンジで擦ると、コーティングにキズが入ってしまう恐れがあります。

ポットの種類によっては「クエン酸洗浄モード」を搭載しており、その場合はこのモードで湯を沸かしてください。

クエン酸がない場合はお酢で代用する

クエン酸がない場合でも、大丈夫です。代わりにお酢を使うことができます。お酢はクエン酸と同じような酸性を持っているため、水アカを中和することができます。

さらに、お酢を使うというと、匂いが気になる方もいるかもしれません。酢の匂いは、しっかりとすすぎをすれば取り除くことができます。

それでは、お酢を使った洗浄方法をご紹介します。まず、電気ポットにコップ1杯分のお酢を入れます。そして、水を注いで満水にします。あとは、クエン酸を使う場合と同じように、洗浄を進めていきましょう。

以上が、クエン酸がない場合のお酢の使い方についての説明です。お酢でも、同じように水アカを中和することができます。

重曹はクエン酸の代用にならない理由

クエン酸と重曹はどちらも掃除に使用される代替品ですが、異なる特性を持っています。クエン酸は酸性を持ち、金属や石灰岩などの酸に弱い物質を掃除するのに最適です。一方、重曹はアルカリ性を持ち、酸性のものよりも油や汚れを取り除くのに適しています。また、クエン酸は水に溶けやすく、重曹は水に溶けにくいという違いもあります。したがって、クエン酸と重曹は異なる掃除の目的に使用されます。

電気ポットの掃除では、 重曹はアルカリ電解水の代わりとして外側の掃除に使用 しましょう。重曹はクエン酸とは異なる用途に使用されますが、それでも家庭の掃除に役立ちます。特に、外側の掃除に適しています。

重曹を水と混ぜてペースト状にした後、ステンレス鋼やシンク、浴槽やトイレなどの表面に塗布することができます。重曹のアルカリ性が油や汚れを浮き上がらせ、表面をきれいにする効果があります。また、重曹は柔らかい研磨剤としても機能し、汚れをこすり落とすことができます。

クエン酸と重曹は一見似たような代替品に見えますが、実際には異なる特性を持っています。重曹はクエン酸の代用にならないため、適切な掃除方法を選択する必要があります。特に、外側の掃除には重曹が適しており、油や汚れを浮き上がらせ、表面をきれいにする効果があります。家庭の掃除には、適切な代替品を選択して、清潔な環境を維持しましょう。

電気ポット・電気ケトル外側の掃除の方法

電気ポットや電気ケトルは、毎日使うものだからこそ清潔に保ちたいものです。しかし、中には内側だけを重視して外側の手アカや油汚れを放置してしまう方もいるでしょう。本記事では、電気ポット・電気ケトルの外側の掃除方法についてご紹介します。

アルカリ電解水を使った掃除方法

電気ポット・電気ケトルの外側の手アカや油汚れの掃除方法は、布巾にアルカリ電解水を含ませて拭き取るだけです。アルカリ電解水は強いアルカリ性であり、汚れの除去と除菌が同時に行えるため、おすすめの掃除方法です。

ただし、アルカリ電解水は強い腐食性を持っているため、ゴム手袋を着用して作業してください。肌荒れが気になる方は、弱アルカリ性の重曹水で代用することもできます。

重曹水を使った掃除方法

もう一つの掃除方法として、重曹水を使用する方法があります。重曹水はアルカリ性であり、汚れを落とす効果があります。作り方は簡単で、水に重曹を溶かして布巾に含ませ、電気ポット・電気ケトルの外側を拭き取るだけです。

ただし、アルカリ電解水と異なり、除菌効果はありません。

アルカリ電解水と重曹水の比較

アルカリ電解水と重曹水は、どちらも電気ポット・電気ケトルの外側の掃除に有効な方法です。アルカリ電解水は強いアルカリ性なので、汚れの除去と除菌が同時に行え、効果的に清潔に保つことができます。

ただし、腐食性が強いため、ゴム手袋を着用する必要があります。一方、重曹水はアルカリ性であり、汚れを落とす効果がありますが、除菌効果はありません。重曹水はアルカリ性が弱いため、肌荒れの心配がなく、気軽に使用することができます。

掃除グッズの選び方

市販の掃除グッズは、様々な種類があります。電気ポット・電気ケトルの外側の掃除に適したグッズを選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

  • アルカリ性の洗剤が付属しているかどうか
  • 素材がポットやケトルの表面に傷をつけないかどうか
  • 手入れが簡単かどうか

電気ポット・電気ケトルの外側の掃除方法について、アルカリ電解水や重曹水を使用する方法についてご紹介しました。毎日使う電気ポット・電気ケトルを清潔に保つことで、健康にも良い影響を与えますので、ぜひ実践してみてください。

電気ポット内部で雑菌を増やさないためには

電気ポットは、毎日の生活に欠かせない家電の一つです。熱湯を一定温度に保ち、急速に沸騰させることができる便利なものですが、内部に雑菌が繁殖する可能性があります。特に、長時間水を入れたままにしている場合や、洗浄を怠っている場合には、雑菌の繁殖が進み、健康被害を引き起こすことがあります。

そこで、電気ポット内部で雑菌を増やさないためには以下のポイントを守る必要があります。

定期的なお手入れを行うこと

電気ポットを使用した後は、内部の水を必ず捨て、湯アカや汚れを取り除くために、定期的にお手入れを行うことが大切です。ポット内部には湯アカが付着していることが多く、長期間放置すると雑菌の繁殖を招きます。お手入れの頻度は、使用頻度や水質によって異なりますが、2週間に1度程度は行うようにしましょう。

使用後、ポット内の水を必ず捨てること

電気ポットを使用した後は、内部の水を必ず捨てるようにしましょう。特に、長時間放置している場合は、水が腐ってしまうことがあり、雑菌の繁殖を招く原因になります。

また、ポット内部に水を残していると、長期間放置することでポット内部にカビや菌が発生することがあります。

ポット内部を洗浄する際には中性洗剤を使用すること

電気ポット内部を洗浄する際には、中性洗剤を使用するようにしましょう。強アルカリ性の洗剤や重曹を使用すると、内部の素材や塗装を傷つける原因になります。

ポット内部に残った汚れを落としやすくするためには、洗剤を使ってきちんと洗浄することが大切です。

熱湯を注いでから放置することは避けること

電気ポットに熱湯を注いだ後は、適温になるまでしばらく待ってから使用するようにしましょう。また、熱湯を注いだ後は、なるべく早く使用するようにすることで、雑菌の繁殖を抑えることができます。長時間放置しておくと、温度が下がったことによってポット内部に湿度が発生し、雑菌の繁殖を招く原因になります。

これらのポイントを守ることで、電気ポット内部で雑菌を繁殖させることができなくなり、より清潔で安全な状態を保つことができます。定期的なお手入れと、使用後の水の捨て方、中性洗剤での洗浄、熱湯使用の際は注意点を守って、電気ポットを長く使い続けましょう。

どれくらいの頻度でポットやケトルの掃除をすればいいの

電気ポットや電気ケトルは、私たちの生活に欠かせない家電の一つです。しかし、毎日の使用により汚れがたまり、悪臭が発生することがあります。そのため、定期的な清掃が必要です。

使用環境によって異なるため、適切な清掃頻度が必要です。一般的には、1〜3か月に1回の清掃が推奨されています。しかし、使用頻度や水質によっては、より頻繁な清掃が必要な場合もあります。特に、水質の悪い地域や、水アカがつきやすい場所では、定期的な手入れが必要です。

清掃に手間がかかるかもしれませんが、毎日の使用により汚れがたまる電気ポットや電気ケトルを清潔に保つことは、健康的な生活に欠かせません。アルカリ電解水スプレーを近くに置いて、こまめに手入れをすると、清掃の頻度を減らすこともできます。

まとめ 実際にクエン酸を使ってポットを洗浄してみた

この前、ティファールの電気ケトルの内側に白い汚れがたまっていたのを発見しました。普段から簡単なすすぎだけで、手入れもしていないので、どうしても汚れがたまってしまいますよね。そこで、クエン酸を使って洗浄することにしました。

クエン酸は、料理に使われる酸味料の一つで、食品添加物としても使われています。しかし、クエン酸は汚れ落とし効果もあるため、掃除にも使えるのです。クエン酸には、汚れを分解する力があるため、水アカやカビ、油汚れなど、様々な汚れを落とすことができます。

そこで、クエン酸を水に混ぜて、ケトルの中に注いでみました。ケトルには約500mlの水と、クエン酸小さじ1杯程度を混ぜ合わせ、ケトルに入れました。そして、1時間ほど放置してみました。

ビフォーアフターの写真を見ていただくと、汚れが取れたことが分かります。クエン酸を使って洗浄すると、ケトルの内側の汚れが落ちやすくなり、キレイに仕上がります。

電気ポットやケトルは、捨てる前にクエン酸で洗浄することでまだまだ使えます。今回の体験から、クエン酸は汚れ落としに優れていることが分かりました。これからも、掃除に役立てていきたいと思います。また、クエン酸は自然派の掃除方法の一つでもあります。環境に配慮しながら、掃除をすることができるので、ぜひお試しください。

電気ケトル汚れ
電気ケトル洗浄後

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