うまく歌っているつもりなのにイマイチ声が響かない、カラオケの採点も上がらない。
ひょっとしたら、マイクの持ち方、使い方に問題があるのかもしれません。
正しいマイクの使い方を覚えると、声が通りやすくなります。声がとおることで、カラオケの精密採点も正常に働きます。
たとえば
- マイクが声を拾わない
- ハウリングを起こす
- こもった声になる
カラオケでは、「あるある」ですが、正しいマイクの使い方を覚えれば簡単に修正できるものばかりです。
気持ちよくカラオケを楽しみましょう。
正しいマイクの持ち方
正しいマイクの持ち方を覚えれば、ハウリングを起こしたり、こもった歌声になりません。
まわりで聴いている人に不評を買う現象ですが、持ち方を変えるだけで改善できます。
特にむずかしいテクニックではないので実行しましょう。
マイクの中心部分を軽く握ります。親指と人差し指で支えて残りの指をそえます。
たったこれだけでOK
声がこもったり、ハウリングの原因
声がこもったり、ハウリングを起こしたりする原因はマイクの持ち方です。
後で説明しますが、カラオケ用のマイクはダイナミックマイクといって、マイクヘッドの「てっぺん」からしか集音しません。
画像は悪い例です。マイクヘッドのアミアミの部分を思いっきり握ってます。
マイクヘッドの下半分は、「吸音」する部分、そこを指で塞いでしまうと、どこからでも音を拾ってしまいます。
ダイナミックマイクの特性が台無しになりました
もちろん、指でヘッドを覆っているので、「音がこもります」。
音質が低下しちゃって、他の音を拾って「ハウリング」まで起こしてしまいます。
正しいマイクの持ち方をするだけで、この大惨事は未然に防ぐことができるんです。
カラオケマイクの位置と角度
イマイチ声が響かないし、マイクに声を拾ってもらえない
こんなときは、いつものマイクの位置と角度を変えると一発で解消します。
ダイナミックマイクの「てっぺん」に声を当てるように、口とマイクを平行にして歌うだけです。
これだけで、解消されます。
「これだけ?」と思った方は、カラオケ用マイク(ダイナミックマイク)を理解するとより効果的です。
カラオケ用のマイクは単一指向性マイク
カラオケ用のマイクはダイナミックマイクを使用しています。
ダイナミックマイクは、「単一指向性」といって、一方向からの音しか集音しません。
声が響かないとか、音を拾ってもらえないのは、マイクの集音部分に声を当てていないのが原因です。
参考
マイクには3種類の指向性というものがあり指向性というのは、「どの方向の音を集音できるか」だけの違いです。たとえば、ピンマイクなどは「どこの音も拾う」無指向性マイクが適しています。ラジオ番組では、「双方の音を集音できる」双指向性マイクが便利です。
ダイナミックマイクは、一方向から集音する単一指向性マイクです。
なので集音する部分に声をあてるだけでいいんです
カラオケマイクと口の距離
マイクと口の距離は基本「こぶし1個分」といわれますけど、人によってこぶしの大きさは違いますからただの目安です。
実際にマイクを握って、徐々に位置を変えながら自分の一番声がとおるところを探します。
その位置を覚えて、歌う時はその位置をキープするようにします。
マイクが音を拾う基本位置を決めます
基本位置から動かず最後まで歌うと「一本調子」になりがち。
せっかくなので、マイクテクニックを使って「歌うま」に変身してしまいましょう。
マイクの特性を利用して歌うまになろう
メリハリ(抑揚)がつくと「歌うま」に聞こえてしまいます。
口とマイクの距離
- 近いと声が大きく聞こえる
- 遠いと声が小さく聞こえる
当たり前ですが、マイクの特性です。これを利用すると抑揚がつきます。
基本位置から盛り上がるところで、マイクを近づけるだけです。小さいところまでやろうとすると忙しくなるし不自然になります。
だだし、これは歌にメリハリを付けられない方に効果的ですが、バリバリメリハリ付けられる方は
大きい声を出す時はマイクと口の距離を離す
小さい声を出す時はマイクと口の距離を近づける
様に歌うと、またいい感じに聞こえます。
低音をだしちゃおう
- マイクを口に近づけると低音がでる
これは、「近接効果」といってマイクを口に限りなく近づけることで低音が増幅されています。
ここ一番、低音を決めたい場面でマイクを口にあたるくらい近づけます。
今はコロナがあるので、なかなかやる気になりませんけど。
マイマイクを持ち込む
カラオケ店のマイクは老朽化などで部屋によって結構点数に影響します。そんなときはマイマイクを考えてもいいと思います。
無線よりも有線マイクの方が精密採点の点数があがります。
マイマイクは店舗により利用できないことがあります。
マイマイクが禁止の場合は、衛生面が気になります。
そんな時はマイクカバーを使うといいです。安価だしポケットに入れて持ち歩けます。
マイクを口につけて歌うテクニックを使う場合、スポンジマイクカバーがあると安心です。
まとめ
いかかでしたでしょうか、マイクの使い方ひとつで、クリアーな歌声でカラオケを楽しむことができます。
声が響かないとか、こもり、ハウリングなどあなたを悩ましていた「カラオケあるある」もマイクの持ち方、マイクの位置や角度、マイクの距離などを意識すれば簡単に解消できます。
またマイクテクニックで、精密採点の得点を上げたり歌うまになることも可能かもしれませんよ。