運動靴は、日常の使用によりすぐに汚れが溜まります。しかし、手洗いは時間がかかり、労力も必要です。そこで、自宅の洗濯機を使って運動靴を洗う方法について、注意点や具体的な手順を紹介します。この記事を読むことで、靴を傷めることなく、時間を節約しながら運動靴を清潔に保つ方法を学べます。
靴を洗濯機で洗っても大丈夫?
多くの方が疑問に思うこの質問に対し、答えは「はい」ですが、靴の材質やメーカーの指示によって異なります。
洗濯機で洗える靴は?
- キャンバス製や合成繊維製のスニーカー
- 洗濯表示に「洗濯機可」と記載されているもの
キャンバスや合成繊維製のスニーカー・運動靴・上履きなどは一般的に洗濯機で洗うことが可能です。しかし、革製の靴や特殊な素材を使用している靴は、水洗いには向きません。
洗えない素材の靴
- 天然革
- エナメル
- スエード
- ムートン
他にもビニールの一種である、合成皮革(合皮)は水洗い可能ですが、濡れると皮が硬くなることがあるので選択表示を必ず確認しましょう。
洗濯機で洗える靴の数
一度に洗える靴の数は洗濯機の容量にもよりますが、通常は2〜3足が目安です。靴が洗濯機内で自由に動けるスペースを確保しましょう。
靴と服を一緒に洗ってもいい?
靴と服を一緒に洗うことは推奨されません。靴から出る汚れや色が服に移る可能性があります。靴を洗う際は、洗濯ネットに入れ、単独で洗濯することをお勧めします。
洗濯機で靴を洗う手順
洗う前に靴の汚れをブラッシングで落としてください
そのまま洗うと、靴に挟まっていた小石や泥などで洗濯機の故障の原因になりかねません。
- 靴のラベルをチェックし、洗濯機使用の可否を確認します。
- 洗浄効果を高め、靴を傷めることなく洗うためには、靴紐と中敷きを取り外します。
- 靴を洗濯ネットに入れることで、洗濯機内での摩擦を減らし、靴を保護します。
- 靴を洗う際は、マイルドな液体洗剤を使用します。靴専用の洗剤も市販されており、これらを使用すると良いでしょう。
- 洗濯機の設定は標準コース」を選びます。
- 脱水まで完了します。
洗濯後の靴は、直射日光を避けた風通しの良い場所で自然乾燥させます。靴の形を保つために、靴の内部に乾いたタオルや専用の靴形状保持器を入れると良いでしょう。乾燥機の使用は避けることが推奨されます。
注意点と追加のヒント
- 特に高価な運動靴やデリケートな素材を使用している靴は、メーカーの洗濯指示に従ってください。
- 靴を洗う際に、消臭効果のある洗剤や柔軟剤を使用すると臭いの除去に効果的です。
- 靴は定期的に洗うことで、汚れが蓄積するのを防ぎ、長持ちさせることができます。
- 洗濯機での脱水は、靴を傷める可能性があります。脱水時間は最短に設定し、靴が痛まないよう注意しましょう。
- 靴の中敷きや紐は取り外して別々に洗うと、より清潔に仕上がります。
- 手動での脱水は、タオルで靴を包み、余分な水分を吸い取らせる方法が効果的です。
靴洗いに役立つアイテム
靴洗いの定番アイテムの紹介です
靴洗い用ブラシ
靴洗い用ブラシは以下の特徴を持つものが使いやすいです。
- ヘッドがコンパクトで小さめ
- グリップ部分が太め
ヘッドが小さいと靴先まで届きやすく内側の汚れに対応しやすい、握る部分が太いと持ちやすさと、洗う時の力が入れやすい特徴があります。
靴洗濯ネット
靴を洗濯機で洗う際には、靴洗濯ネットの使用が必須です。100均や通販サイトでも手に入ります。靴をネットに入れることで、洗濯機内での衝突を防ぎ、靴も洗濯機も守ります。
ドラム式洗濯機や乾燥機に対応しているものもあります。
この洗濯ネットは、Amazonの口コミも良かったですよ。
コインランドリーでの靴洗い
コインランドリーの洗濯機を利用して靴を洗う方法は、自宅に洗濯機がない場合や、自宅の洗濯機で靴を洗うのを避けたい場合に便利です。
コインランドリーの中には、靴専用の洗濯機を設置している場所もあります。使用可能かどうかは事前に確認が必要です。洗濯から乾燥までの所要時間は、機械によって異なりますが、一般的には30分から1時間程度が目安です。
コインランドリーで靴を洗う前の準備
家庭用洗濯機と同じです
- 靴の確認: 靴が洗濯機で洗える材質であるかを確認します。キャンバスや布製のスニーカーは適していますが、革製の靴や特殊素材を使用している靴は避けましょう。
- 靴の下処理: 靴の表面の泥や汚れは、ブラシや布で事前に落としておきます。これにより、洗濯機内の汚れを最小限に抑え、他の靴や衣類への汚れの移行を防ぎます。
- 靴紐と中敷きの取り外し: 靴紐と中敷きは取り外して、別々に洗います。これにより、靴内部の清潔さも向上します。
操作の手順
一例としての手順を紹介します。使用前に説明書の確認をしてくださいね。
- 洗濯機内を確認。
- 硬貨を入れる。
- 洗濯機シャワーボタンを押す。(ふたロック)
- ふたロックランプが消灯したら靴をいれる。
- 洗濯終了後は洗濯機の上ふたを開けておく。
後は待つだけです。
靴乾燥機の利用
靴乾燥機を利用すると、靴を傷めずに迅速に乾燥させることが可能です。乾燥時間は機種により異なりますが、20分から40分くらい。
約1時間で乾燥するものもあります。ただし、熱に弱い材質の靴は変形する恐れがあるため、使用前には指示をよく読んでください。
一回で洗える量は
大人用で2足、子供用で4足まで洗えます。
私の近所でも、コインランドリーに靴専用洗濯機を置いているところふえてきてます。
まとめ
運動靴を洗濯機で洗う方法は、忙しい日々の中で時間を節約し、手軽に靴を清潔に保つ効果的な方法です。しかし、適切な手順と注意点を守らないと、靴を傷めてしまう恐れがあるため、この記事で紹介したポイントをしっかりと守りましょう。正しく洗濯すれば、靴はいつも清潔に、そして長持ちします。
私も最初は靴を洗うのが面倒くさくて、「洗濯機使えないかな?」が最初の動機でした。
何の知識もなかったので、そのまま靴を入れたら「ゴコン、ゴコン」と洗濯機から異音が発生、慌てて洗濯機をとめた経験があります。なので、靴専用の洗濯ネットは必ず使ってくださいね。
この記事が、運動靴を洗濯機で洗いたいと考えている方の参考になれば幸いです。靴のお手入れは、その靴を長く愛用するための重要なステップです。手間を惜しまず、適切なお手入れを心がけましょう。